生産者情報 Vol.5

Producer Vol.5

シャルトーニュ・タイエ

シャルトーニュ・タイエ

かつての『グランクリュ』を現代に復活させるシャンパーニュの新星

名立たる畑と並ぶ価格でぶどうが取引された、かつての『グランクリュ』メルフィ村。砂を多く含むメルフィ村のテロワールならではのふんわり広がる華やかさと複雑さが特徴で、次世代を担う生産者として、国内外のワイン専門誌で高い注目度と評価を得ています。

 

世界唯一のシャンパン専門評価誌において、スタンダート・キュヴェでさえNVシャンパーニュ部門で有名メゾンに並んでTOP10にランクイン。またトップ・キュヴェのフィアクルは名だたるメゾンのプレステージ・キュヴェを越える評価を得ており、ロゼ部門では1位に選ばれたのです。

 

今シャンパーニュを語る上で、決して欠かすことができないのがシャルトーニュ・タイエなのです。

 

師匠ジャック・セロス直伝の土壌へのこだわり

当主のアレクサンドル・シャルトーニュは1983年生まれ。

大学の卒業研修でジャック・セロスのアンセルムに師事。2006年に両親が営むシャルトーニュ・タイエに戻りました。セロスで学んだことは「ブドウの根をまっすぐ伸ばす方法」「自然環境を尊重したワイン造り」。ブドウの樹が横方向に根を広げてしまう環境を作り出す除草剤は使用せず、畑を鋤き耕しています。

 

古い文献から昔のメルフィではブドウの樹1本につき4房までしか実をつけさせなかったことを知り、通常の半分以下に収量を抑え自根で密植されていた当時のスタイルの畑を復活させました。

ベースワインの発酵には畑の土壌によってステンレスタンク、タマゴ型のコンクリートタンク、バリックを使い分けるなど様々な工夫を凝らしています。

 

かつてのグラン・クリュ、メルフィ村

1960年代にシャンパーニュ造りを開始したシャルトーニュ・タイエは家族経営のレコルタン・マニピュラン。シャルトーニュ・タイエが位置するのはランスの北西に位置するメルフィという小さな村。

18世紀にはヴェルズネイやアイなど現在のグランクリュの村と同等の最高ランクの価格でブドウが取引されていたという歴史を持つクオリティの土地です。

 

20世紀の2回の世界大戦では戦略的要地となり、ブドウ畑は徹底的に破壊されました。1950年代にようやく畑が再建され始めましたが、その頃にはかつての栄光とワイン造りがすっかり失われてしまっていました。


メルフィの利点は『土壌の多様性』。グランクリュの村の土壌がほぼ粘土とチョークで構成されているのに対し、メルフィは砂質を主体に海抜によって砂岩、粘土、石灰と様々なタイプの土壌が混ざり合い、チョークの下層土を厚く覆っています。ブルゴーニュのように区画ごとのテロワールがこれほど多様な土地は滅多にありません。

 

究極の域、リュー・ディー シリーズ

DRCやジャック・セロスと同様、世界的権威を持つ土壌学者クロード・ブルギニョンに土壌分析を依頼。土壌の組成と品種との相性を知り、テロワールの表現という新たな世界を創り出しています。

希少極まりない接ぎ木なしのムニエで造られた、Les Barres。

独特の赤い土壌由来のミネラル感を備えた、ピノ・ノワールに最適なLes Orizeaux。

シャルドネに最適なLes Heurtebise。
細かな違いがひとつひとつ積み重ねられた彼のシャンパーニュは、テロワールが見事に表現されています。

 

おススメ ~スタンダードクラス~

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オススメアイテム

Cuvee Sainte Anne Brut

キュヴェ・サンタンヌ ブリュット
シャルドネ45%、ピノ・ノワール45%、ムニエ10%

世界唯一のシャンパン専門評価誌において、NVシャンパーニュ部門で有名メゾンに並んでTOP10にランクイン!

メルフィにある様々な土壌タイプの畑からのワインをブレンドすることで、シャルトーニュ・タイエが根差す地を総合的に表現したシャンパーニュ。リンゴの蜜のふくよかさ、ハチミツやバターのふっくらとしたボリュームに加え、長期熟成の複雑さ、そしてアフターのフレッシュさが全体のまとまりを良くしています。高く広く華やかに感じられるのは、砂を多く含むメルフィのテロワールならではの特徴です。キュヴェ名はメルフィの守護聖人サンタンヌに因みます。

こちらから

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オススメアイテム

Brut Rose

ロゼ
シャルドネ50%、ピノ・ノワール50%

世界唯一のシャンパン専門評価誌において、ロゼ部門で1位を獲得!

淡いオレンジからピンクの色調。深くスモーキーな香りは赤や黒の粒の小さなベリー、バラ、エキゾチックなスパイスを思わせます。

果実は力強く、しっかりとしたミネラルが芳しく感じられます。60ヶ月もの長期の熟成により、シルクのような滑らかな質感が心地よいロゼシャンパーニュです。

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おススメ ~リュー・ディー飲み比べ~

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オススメアイテム

Cuvee Les Heurtebise

キュヴェ・レ・ズルトビーズ
シャルドネ100%

メルフィの南にある砂岩と石灰質土壌の区画レ・ズルトビーズのブドウのみを使用した単一畑のシャンパーニュ。

 

グリルしたパンやバター、熟したリンゴのアロマ。凝縮した果実味を上品な酸が引き締める。優良な果実、古樹からもたらされる複雑味がストレートに感じられます。

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オススメアイテム

Cuvee Les Orizeaux

キュヴェ・レ・ゾリゾー
ピノ・ノワール100%

メルフィの集落の南側に位置する単一畑で、1950年代に植樹されました。
砂と石灰が主体の土壌には鉄分が含まれ、粘土が少し混ざっているため、独特のミネラル感とふくよかさとが備わります。

石灰系のミネラリーな香りが徐々に開き、ほのかなハチミツのニュアンスやブラックベリー、ブラックカラントなどのベリー系果実が現れます。じわじわと旨みがわき出る透明感あるふくよかな味わい。長い余韻はチョーキーでエレガントです。

 

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オススメアイテム

Cuvee Les Couarres Chateau

キュヴェ・レ・クアール・シャトー
ピノ・ノワール100%

メルフィの畑の中央にある単一畑。砂が混ざった粘土が豊富な土壌で、地表から80cm下にはチョークの層があります。

すぐ近くにあり同じくピノ・ノワールが栽培されているレ・ゾリゾーとは土壌が異なり、レ・クアール・シャトーの方が、よりミネラル豊かな味わいとなります。密度、エレガンス、軽やかさを兼ね備えたピノ・ノワールです。

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オススメアイテム

Chemin de Reims

シュマン・ド・ランス
シャルドネ100%

メルフィの畑の東端にある単一畑。古くは修道士たちがワインを生産していたシャンパーニュ地方の最も古い区画の1つです。

異なった何層もの砂質の土壌で鉄分を多く含みます。

シトラスピール、燻製、ローズマリー、ミントにミネラルなどのヒントが鮮明なフレーバーを構成しています。張りがあり、クリスタルのような口当たりを持つシャルドネです。

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オススメアイテム

Cuvee Les Barres

キュヴェ・レ・バール
ムニエ100%

 

メルフィの集落の南側に位置する砂質土壌の単一畑。1950年代にブドウ畑が再建される中、昔のシャンパーニュ造りをしのぶために接ぎ木なしでムニエが植樹されました。

熟したリンゴや南国果実、バニラの豊かな香り。パワフルな果実やキレのある酸が純粋に表現され、接ぎ木なしのブドウならではの溢れんばかりのエネルギーが感じられます。

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